トレーニングベンチ(IROTEC マルチポジションベンチ)、使っている人の声を読んでみた
角度調整とレッグ系アタッチメントが付いた3万円前後のベンチに絞って、高評価だけでなく★1〜3の声も含めて読んでみました。レビューは2012年から2026年まで積み上がっていて、座面の高さと組み立て説明書については年代を問わず同じ指摘が続いています。なお、体の変化やトレーニングの成果についての声は、この記事では扱いません。
レビュー欄で読んだこと
この商品は楽天のレビュー欄に実際に使っている人の声がまとまった数あったので、高評価だけでなく★1〜3の声も含めて傾向を読んでみました(レビュー欄はこちら、2026-10-04閲覧)。
良い点
読んだ範囲では、上から荷重をかける使い方ではぐらつかず、フレームが太くしっかりしているという声がいちばん多い。この価格でインクラインとデクライン、レッグエクステンション・レッグカール、プリーチャーカール台まで付くのは安いという声も多数。背もたれは7段階で、ネジを少し緩めて引くだけで位置が変わるロック機構が便利という声が複数ある(逆の声は不満の欄に)。シートが厚くて質感がよい、刺繍のロゴと赤黒のデザインが気に入ったという声も目立つ。以前使っていたベンチより軽くて移動しやすいという声が複数あるが、重くて移動が不便という声もある。2016年に買って2022年も現役という声が1件ある(同じ投稿で、座面の高さやスポンジの抜けも不満として挙げている)。組み立ては写真付きの補足説明を見ながら30分〜1時間でできたという声が多く、可動部のナットは締めすぎると動かなくなるので仮組みしてから本締めするというコツが繰り返し書かれている。使用重量を挙げて安定していたと書く投稿も複数あるが、どこまでの重さで使えるかはレビューからは判断できない。
不満・気になる点
★1〜3の声は全体の約12%(88件)でした。そのうち読んだのは48件(★3は71件のうち新しい順の31件)で、以下はその範囲での話です。扱った範囲でいちばん繰り返し出てくるのは、座面が高くてフラットにしたとき足が床に届かない、つま先しか着かないという声で、165〜180cmの身長を挙げた投稿が2012年から2022年まで続いています。踏み台やブロックなどで対処した投稿もあります(メーカーが想定した使い方かどうかはレビューからは分かりません)。ベンチの脚を切断する改造をしたという投稿(2016年、1件)もありますが、荷重を受けるフレームの加工なので、この記事では対処法として扱いません。また、インクラインでは問題ないという声が複数ある。次に多いのが組み立て説明書が分かりにくいという声で、本説明書より写真付きの補足説明の方が頼りになる、2〜3時間かかったという投稿が複数。工具は付属せず、14mmと17mmのレンチ2本やブッシュを打ち込むハンマーが要ると書かれています。レッグ用アタッチメントについては、スポンジがすぐ抜ける(2013〜2022年、多数)、プレートと棒のすき間でガチャンと音が鳴る(2012〜2023年、複数)、重いプレートを付けると反対側の脚が浮く、棒が細く短いという声が目立ちます。角度変更は、可動部が固くて力と時間が要る、毎回ネジを回すのが面倒という声が複数あり、便利という声と割れています。仕上げは、溶接が粗い、塗装剥げ、凹み、加工油や錆、鉄粉、ボルト穴が合わない、ブッシュが入らないという指摘が★1〜3に多く、部品の不足や間違いも複数。全体に大きくて場所を取るという声も多い。シート回りのボルトが増し締めしてもすぐ緩み、音がして、外れないか安全面が気になるという声(2021年、使用3年目、1件)、ネジが緩みやすい(2015年、1件)、デクラインや直角近くで背もたれの支柱が座面に干渉する(2012年と2014年、各1件)、角度調整ピンの持ち手が13ヶ月で外れた(2019年、1件。緩んで外れることがあり再取り付け可能とショップから説明があったと追記)という声もありました。可動部やレッグ用アタッチメントにガタつきやぐらつきがあるという声も複数あり(ワッシャーを足す、グリスを塗るなどの自己対処も書かれています)、★2には、全体の安定感が不安(2013年)、高重量のとき背もたれ側が動きそうで不安(2014年)という投稿が各1件ありました。アームカール台はネジ2本留めで頼りないという声と意外と頑丈という声に割れています。
声を読んでもなおわからないこと
- レビューが2012年から2026年まで同じページに積み上がっています。説明書に仕様変更の補足が載っているという投稿(2020年)があるため、細部は途中で変わっている可能性がありますが、座面の高さや説明書についての指摘は新しい投稿にも続いています。現行品の寸法は商品ページで確認してください。
- 座面の高さがどの身長から問題になるかは、レビューを読んでも線が引けませんでした。173cmでかかとまで着いた(ぎりぎり、2014年)、171cmで問題なかった(2021年)、180cmで気にならなかった(2015年、2016年)という投稿がある一方、171cmでほとんど着かない(2015年)、175〜180cmで届かない(2014年〜2016年)という投稿もあります。
- 耐荷重の記載がない、何kgまで耐える設計か知りたいという投稿が2件(2014年、2015年)あります。使用重量を挙げて安定していたと書く投稿は複数ありますが、どこまでの重さで使えるかはレビューからは判断できないので、商品ページの表記と使用上の注意を確認してください。
- 安全に関わる投稿として、組み立て中にスライド部品で手を切った(2014年、1件)、背もたれの固定ネジをしっかりはめずに寝たところ角度が落ちて体が滑った(2014年、1件。バーベルを持っている最中なら非常に危険だと投稿者が注意喚起している)、レッグ用のパッドが高重量では機能せず、シャフトが足首に食い込んだため、パッドを交換した(2012年、1件)、ラットプルダウンの足固定に使うと重量が増すとベンチごと浮く(2014年、1件)というものがありました。シート回りのボルトが緩み続け、外れないかが気になるという投稿が2021年に1件、アタッチメントの固定ネジや鉄パイプの耐久性が心配という投稿が2016年に1件ありました。いずれも現行品との関係は不明です。購入前に商品ページの使用上の注意・取扱説明も確認してください。
- 送料半額のキャンペーンの影響でレビュー数や評価が良く出ているのでは、という趣旨の投稿が1件(2013年)あります。また、低評価のレビューを書いたあとにショップから連絡があり、内容を訂正した投稿が1件(2019年)ありました。高評価の件数や平均点がこうした事情の影響を受けている可能性はありますが、レビューからは判断できません。
まとめ
安定感、価格に対する機能の多さ、シートの質感は多くの人が共通して挙げていましたが、座面の高さ(2012〜2022年)と説明書の分かりにくさ(2012〜2024年)は一貫して不満の声が続き、レッグ用アタッチメントのスポンジ抜けや音、仕上げの粗さも繰り返し指摘されていました。工具は付属しません。ボルトの緩みや背もたれの固定、レッグ用アタッチメントの使い方に関わる安全面の投稿もあったため、耐荷重と使用上の注意は商品ページで確認してください。記事の根拠と掲載ルールは掲載の基準をご覧ください。
本記事には広告(楽天アフィリエイトリンク)を含みます。「使った人の声」は楽天の利用規約によりレビュー原文の転載はできないため、原文どおりの引用ではなく、読んだ傾向の要約です。点数はつけていません。詳しくは掲載の基準をご覧ください。